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胆嚢ポリープ

胆嚢ポリープについて

胆嚢ポリープとは

胆嚢ポリープとは、胆嚢の中にできる膨らみのことです。これは良性(害がない)や悪性(がん)のものがあります。胆嚢の壁が部分的に厚くなるものと内側に飛び出すものの区別は難しく、どちらも胆嚢ポリープと呼ばれます。

代表的な胆嚢ポリープの種類

1.コレステロールポリープ

最も一般的なものです。小さな膨らみがたくさんできます。

2.腺腫

比較的小さく、茎があることもあります。悪性(がんになる可能性)が含まれることもあります。

3.胆嚢がん

幅広い茎があり、ゴツゴツした形をしています。大きくなりやすく、血流も豊富です。

胆嚢壁の肥厚による病変

1.慢性胆嚢炎

壁が全体的に厚くなります。炎症が強いと、膨らみと見分けがつかなくなります。

2.胆嚢腺筋腫症

壁が厚くなる病気です。広い範囲や部分的に厚くなります。超音波検査やMRI検査で特徴がわかります。

3.膵胆管合流異常症

膵管と胆管の合流部の異常です。壁が厚くなったり、ポリープやがんができやすいです。

診断は

胆嚢は細い管で十二指腸とつながっているため、内視鏡で直接観察するのは難しいです。そのため、腹部超音波検査が簡単で有用です。10mm以上の大きなポリープや、大きくなる傾向があるもの、茎が太いものはがんの可能性があります。がんが疑われる場合は、造影剤を使った超音波やCT検査、内視鏡の先端に超音波がついた機器で詳しく調べます。

治療方法は

がんの可能性があるポリープは、胆嚢摘出手術が必要です。通常は腹腔鏡を使った小さな傷で手術できますが、がんの疑いが高い場合や進行している場合は、開腹手術で周りの臓器と一緒に切除します。

まとめ

胆嚢ポリープが疑われるときは、早期に発見して治療のタイミングを逃さないために、定期的に腹部超音波検査を受けることをお勧めします。

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