夏に気をつけたい! 食中毒の予防法と応急処置
[2025.07.14]
夏に気をつけたい! 食中毒の予防法と応急処置
食中毒はなぜ夏に多い?
夏は気温・湿度が高く、細菌が繁殖しやすいため、食中毒が特に多くなります。原因となる主な細菌には、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌(O157)、黄色ブドウ球菌、カンピロバクターなどがあります。
食中毒を防ぐための3原則
「つけない」:手や調理器具の清潔を!
- 調理前・食事前の手洗い
- 生肉・生魚を切った包丁やまな板はすぐに洗浄・消毒
- 生ものと加熱済みの食品は分けて保存・調理
「ふやさない」:冷蔵庫を上手に使おう!
- 食品は10℃以下で冷蔵保存
- 作った料理は2時間以内に食べる
- お弁当や作り置きはしっかり冷ましてからフタを閉める
「やっつける」:加熱で菌を殺す!
- 中心部までしっかり加熱(75℃で1分以上)
- 電子レンジで温めるときも均一に熱が通るように注意
食中毒かな?と思ったら
主な症状
- 下痢、吐き気、腹痛、発熱
- 潜伏期間は数時間〜数日
自宅での応急処置
- 脱水に注意:水分と電解質(経口補水液など)をしっかり補給
- 無理に食べない:症状が落ち着くまで消化に良いものを
- 市販の下痢止めはNGなことも!
→細菌やウイルスを排出できなくなるおそれがあります
すぐに受診すべきサイン
- 高熱(38℃以上)が続く
- 血便や黒い便が出る
- 水分がとれず、ぐったりしている
- 乳幼児・高齢者・持病のある方は特に注意!
まとめ
夏の食中毒は、「手洗い・冷蔵・加熱」の3つでしっかり予防しましょう。
「おなかの調子が変だな?」と思ったら、我慢せずにご相談ください。
