メニュー

食道がん

食道がんについて

食道がんは、食道の粘膜にできる悪性腫瘍です。日本では、男性に多いがんとして第5位、女性では第10位に位置します。食道がんは、早期には自覚症状がないことが多く、進行すると、胸の痛みや嚥下困難などの症状が現れます。

原因

食道がんの主な原因は、以下のものと考えられています。

  • 喫煙: 喫煙は、食道がんの最大の危険因子です。喫煙者のがんリスクは、非喫煙者の約20倍と言われています。
  • 飲酒: 過度な飲酒は、食道がんのリスクを高めます。特に、熱いお酒や、アルコール度数の高いお酒は、食道がんのリスクをさらに高めることが分かっています。
  • 食生活: 塩分の高い食事、熱い飲食物の摂取、野菜や果物の少ない食事などは、食道がんのリスクを高めることが分かっています。

症状

食道がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。進行すると、以下の症状が現れることがあります。

  • 胸の痛みや違和感: 胸のあたりに、痛みや違和感、圧迫感などの症状が現れます。
  • 嚥下困難: 食べ物が飲み込みにくくなる症状です。
  • 体重減少: 食欲不振や、食べ物が飲み込みにくいことなどが原因で、体重が減少します。
  • その他: 嗄声 (声のかすれ)、咳、胸焼け、嘔吐など

診断

食道がんが疑われた場合には、以下の検査が行われます。

  • 上部消化管内視鏡検査: 胃カメラを口から挿入し、食道の内部を観察します。
  • 組織検査: 上部消化管内視鏡検査で採取した組織を検査し、がん細胞の有無を調べます。
  • 画像検査: CT検査、MRI検査などを行い、食道の状態を詳しく調べます。
  • PET検査: 全身の腫瘍の分布を調べる検査です。

治療

食道がんの治療法は、がんの進行度、患者さんの全身状態などによって異なります。 主な治療法は以下の通りです。

  • 手術: 早期食道がんの場合、食道を切除する手術 (食道切除術) が根治を目指す治療法です。
  • 放射線療法: 放射線を照射して、がん細胞を死滅させる治療法です。
  • 化学療法: 抗がん剤を用いて、全身のがん細胞を攻撃する治療法です。
  • 内視鏡治療: 早期食道がんの場合、内視鏡を用いてがんを切除する治療法です。
  • 免疫療法: 患者さん自身の免疫力を高めて、がん細胞を攻撃する治療法です。

予防

食道がんは、以下の対策によって予防することができます。

  • 禁煙: 喫煙は、食道がんを含む様々ながんのリスクを高めます。禁煙は、食道がん予防だけでなく、他の病気の予防にも効果的です。
  • 節酒: 過度な飲酒は控えましょう。特に、熱いお酒や、アルコール度数の高いお酒は控えましょう。
  • 食生活の改善: 塩分の摂取量を控え、野菜や果物を多く、加工食品を控えた食生活を心がけましょう。

大腸内視鏡検査はこちら

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME