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過敏性腸症候群(IBS)とは

お腹の痛みや不快感、便通異常でお悩みですか?

過敏性腸症候群(IBS)は、大腸や小腸に異常がないにもかかわらず、腹痛や腹部膨満感、便秘・下痢などの症状が慢性的に続く病気です。
原因はまだ完全には解明されていませんが、腸の過敏性や脳腸相関など、様々な要因が関係していると考えられています。

IBSの症状

腹痛

下腹部痛が最も多く、鈍痛、绞痛など様々

腹部膨満感

ガスが溜まったような感じ

便秘

排便回数が少ない、便が硬い

下痢

排便回数が多く、便が柔らかい

便の形状や量の変化

細い便、コロコロ便、粘液便など

排便後の不快感

すっきりしない感じ

ガス

おならが多い

IBSの診断

IBSは、以下の検査で器質的な異常がないことを確認し、診断されます。

血液検査

貧血や炎症などの異常がないか確認

便検査

便潜血や寄生虫などの異常がないか確認

内視鏡検査

大腸カメラや小腸カメラで腸内の状態を観察

IBSの治療

IBSの治療は、症状に合わせて行います。

1. 生活習慣の改善

規則正しい生活

睡眠不足や夜更かしを避け、毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝る

バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事を心がけ、食物繊維を適度に摂取

適度な運動

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を週に3~5回、30分程度行う

2. 食事療法

食物繊維の摂取量調整

便秘の場合は食物繊維を多く摂取、下痢の場合は食物繊維を控えめに

3. 薬物療法

便秘薬

便秘の症状を改善

下痢薬

下痢の症状を改善

抗コリン薬

腸の過敏性を抑える

抗うつ薬

脳腸相関に作用し、症状改善が期待できる

4. 心理療法

認知行動療法

ストレスへの対処法を学び、症状を改善

当院では、経験豊富な専門医がIBS患者さん一人ひとりに寄り添い、丁寧な診察と適切な治療を提供いたします。

症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください

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